教育訓練給付は複数講座に使える?同時申請と再受給の違い
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一般教育訓練給付金は、二つの指定講座を同時に支給申請できません。 二つとも対象と書かれていても、給付を二回受け取れる前提で申し込まないでください。学ぶこと自体と、給付を申請できることは別です。まず、給付を使いたい講座と、両方の開始日を決めます。
講座が二つとも指定されていても、本人の受給資格は別に確かめます。
「指定講座が二つ」と「二つに給付」は違う
厚生労働省の一般教育訓練給付金Q&Aは、同時の支給申請について明記しています。
また、このことから、同時に複数の教育訓練講座について支給申請を行うことはできません。
学校が「給付の対象」と案内するのは、講座の指定についてです。本人の雇用保険の加入歴や、前に給付を使った履歴まで確かめた答えではありません。別々の学校がどちらも対象と説明しても、両方を同時に申請できることにはなりません。
制限されるのは給付の支給申請です。資格の勉強と語学を同時に学ぶこと自体を一律に禁じる説明ではありません。ただし、給付を使わない講座も全額を払えるかは、契約前に見ておく必要があります。教材費や交通費も含め、支払いが重なる月を紙に書いてください。
申込日ではなく、開始日を二本とも書く
申込書を書いた日と、制度で数える受講開始日は同じとは限りません。通学制について国のQ&Aは次のように示します。
受講開始日とは、通学制の場合は教育訓練の所定の開講日です。
同じQ&Aは通信制について、教材などの発送日で指定実施者が証明する日と説明します。オンライン講座も、初めて自分で画面を開いた日と決めつけず、学校が証明する開始日を聞いてください。
たとえば講座Aを4月に申し込み、講座Bを5月に申し込んでも、申込月だけでは給付の扱いは分かりません。二つの講座について、学校が示す開始日、修了予定日、指定番号を一行ずつ書きます。開講が延期されたら、古い予定で受けた窓口の回答を使い回さず、日程変更の確認へ進みます。
「申請月をずらせばよい」とは考えない
一つ目の申請を終えた翌月に二つ目を出すだけで、次の給付を受けられるわけではありません。国のQ&Aは、過去に給付を受けた場合、前の受講開始日より前の加入期間を次の支給要件期間へ通算しないと説明しています。前の受講開始日以降の加入期間と、前回の支給日を別に見ます。
ここでいう支給要件期間は、雇用保険に加入していた期間です。二つの講座の間が三年あいたかだけではなく、そのあいだに何年入っていたかも確かめます。たとえば一つ目を終えてから仕事を離れていた月が長い人は、カレンダーの三年と加入していた三年を同じものとして数えないでください。いつ働いていたか分からなければ、そのまま窓口へ伝えます。
以前の受講開始日と前回の支給日が曖昧なら、記憶で3年を数えないでください。仕事を変えて加入と離職を繰り返した場合も、自分の在籍年数だけで決めにくくなります。二回目以降の給付を見て、前の利用をハローワークへ伝えます。学校の請求書が別々でも、本人の受給条件は別々にリセットされません。
一つ目に給付を使い、二つ目は自費で学ぶつもりなら、その予定も窓口へ伝えます。両方に使いたいという希望があっても、申し込んだ順番で決めず、学校の日付と加入歴をそろえたうえで相談してください。
窓口へは、二講座を一枚にして持っていく
学校ごとに別の質問をすると、並行して受ける予定が窓口へ伝わりません。次の五つを二講座分まとめてメモします。分からない欄は推測せず「未確認」と書き、学校に聞く項目とハローワークに聞く項目を分けます。
- 講座名・指定番号・制度の区分と、学校が証明する開始日
- それぞれの修了予定日、申込と支払いの状況
- 前に給付を使った講座の開始日と支給日
- 自分が把握する雇用保険の加入歴と今の勤務状況
- どちらへ給付を使いたいか、もう片方は自費でも受けるか
学校へは指定番号と開始日を、ハローワークへは二つの予定と過去の利用を伝えます。支給要件照会で自分の条件を先に聞く方法もあります。照会の回答を受けることと、給付の申請を終えることは別です。特定一般や専門実践の講座を混ぜるなら、受講前の手続きも同じだと推測せず、区分を示して聞いてください。
二つの学校へ同じ質問を一回ずつするより、聞く相手を先に分けると楽です。学校には「このコースの指定番号と始まる日は?」、ハローワークには「二つを受ける予定で、どちらへ給付を使えますか?」と聞きます。学校に本人の加入歴まで判定してもらう必要はありません。答えを受けたら、最初の見積もりをその答えに合わせて直します。
返事を待つ間は、給付なしの費用でも比べる
給付を二つ受ける前提でお金を用意すると、受けられない場合に家計が足りなくなります。各講座の受講料、別売り教材、試験料、交通費を分け、給付に入る費用と別払い費用を見ます。学校へは途中でやめる場合の費用も聞いてください。
同時に学ぶ必要があるか、一つ目を終えてから次を始められるかも考えます。時期をずらすことは学ぶ負担を変えますが、それだけで次の給付が決まるわけではありません。割引の締切が来ても、窓口のたしかめる前に給付を確定した収入として計算しないでください。二つの予定と支払額を持ち、契約前に答えをそろえましょう。
二つを同時に学ぶなら、週に何日通うか、課題をいつ終えるかも書きます。お金だけを見て受け始めても、時間が足りずにどちらも終えられなければ困ります。仕事の予定や通学にかかる時間も合わせ、どちらから始めると無理が少ないかを見てください。学ぶ順番は、給付の回数だけで決めるものではありません。
二つとも通えるか不安なら、まず一週間の予定を書き、空いている日を数えます。あとから取りやめるときの費用も学校へ聞いてから決めてください。
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