学びの支度

教育訓練給付金の対象講座一覧|2026年4月分の費用集計

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2026/10/13更新 2026/8/30公開

上限10万円まで戻る講座を探すより、先に払う額と給付後の負担を比べましょう。 一般教育訓練は率20%・上限10万円です。2026年4月の新規・再指定一覧2,286講座を数えると、上限に届く50万円以上の講座は18.5%でした。

ここからの集計は過去の記録です。 2026年8月30日に4月分の資料を数えましたが、同じURLのPDFは10月分へ差し替わりました。以下の数字は今の価格や指定を示しません。申し込むときは公式検索の使い方を見て講座を引き直し、費用を学校に確かめてください。

上限に届く講座は2割

20%で10万円に届くには、受講費用が50万円以上必要です。その帯に入る講座を数えました。

給付の上限10万円に届く帯は少数 2026年4月の新規・再指定2,286講座
5万円未満96 4.2%
5万〜10万円294 12.9%
10万〜20万円631 27.6%
20万〜30万円382 16.7%
30万〜50万円460 20.1%
50万円以上423 18.5%

帯ごとの件数で、重複はありません。棒の長さは最も多い「10万〜20万円」を100%として表示しています。

50万円以上は18.5%です。上限10万円は、8割の講座には関係ありません。

戻る額が5万円以上になる25万円以上の講座まで広げると、1,011講座で44.2%でした。半分より少し少ない、という位置になります。

中央値は223,190円

まず全体です。

見るもの額
中央値223,190円
平均326,686円
いちばん安い20,600円
いちばん高い2,070,000円

平均が中央値より10万円以上高くなっています。高いほうに長い裾があるためで、こういう分布では平均を目安にすると外します。

中央値の20%は44,638円です。上限の半分に届きません。

同じスクールの2講座が、この線をまたいでいる

50万円の線は、スクールではなく講座で決まります。

この一覧に載っている Winスクール の京都府の2講座は、同じ施設のWEB分野の講座です。WEBプログラマは入学料19,800円+受講料424,600円(通学・8か月)です。WEBプログラミングプロは19,800円+519,200円(通学・10か月)です。

講座経費合計戻る額
WEBプログラマ444,400円88,880円
WEBプログラミングプロ539,000円100,000円

下の講座は20%が107,800円ですが、上限で切られて100,000円です。経費の差は94,600円なのに、戻る額の差は11,120円しかありません。

「上限まで戻るスクール」を探すのではなく、講座ごとに経費合計を見て、20%を掛けて、10万円で切ることになります。手順は教育訓練給付金はいくらもらえるかに置きました。

上限に届く講座を選ぶべきか

費用の高い講座ほど戻る額は大きくなりますが、自己負担も増えます。対象経費をすべて自分で先に払い、本人が受給条件を満たす単純な例で比べます。

戻る額が多い講座は、手元から払う額も多い
50万円の講座先に払う 50万円戻る 10万円(上限)残る負担 40万円
20万円の講座先に払う 20万円戻る 4万円残る負担 16万円

実際の支給には本人の条件と申請が必要です。対象外の費用は別に加わります。

給付は費用を下げる仕組みであって、得をする仕組みではありません。選ぶ基準は戻る額ではなく、その講座が自分に要るかどうかのほうです。

そのうえで、同じ資格を目指す講座が複数あるなら、一覧で横に並べて費用を比べられます。

そもそも小さすぎると出ない

算定額が4,000円を超えないときと、受講開始日から遡って3年以内に前回の給付を受けていたときは、支給されません。雇用保険法60条の2第5項です。

雇用保険法60条の2第5項を開く

第一項及び前項の規定にかかわらず、同項の規定により教育訓練給付金の額として算定された額が厚生労働省令で定める額を超えないとき、又は教育訓練給付金支給対象者が基準日前厚生労働省令で定める期間内に教育訓練給付金の支給を受けたことがあるときは、教育訓練給付金は、支給しない。

額と期間は、どちらも雇用保険法施行規則101条の2の9などの省令に送られています。

法第六十条の二第五項の厚生労働省令で定める額は、四千円とする。

法第六十条の二第五項の厚生労働省令で定める期間は、三年とする。

額のほうは、受講費用が2万円だと20%でちょうど4,000円になり、「超えないとき」に当たるので支給されません。5万円未満の帯の96講座のうち、2万円以下のものはこの線に当たります。

期間のほうは、新しい講座の受講を開始した日(基準日)から遡った3年です。上限10万円に届く講座を選んでも、その3年の中に前回が入っていれば0円になります。起点の数え方と、支給要件期間(雇用保険に加入していた期間)が数え直しになることは教育訓練給付の2回目は前回から3年空けるにまとめました。

通信は費用が3分の1

受講形態で分けると、はっきり差が出ました。

受講形態講座数費用の中央値
通学1,848245,000円
eラーニング176251,000円
通信15191,080円
一部eラーニング111104,050円

通信は通学の3分の1強で、eラーニングは通学とほぼ変わりません。画面で受けることと安いことは、同じではありません。

働きながら受けるなら形態の選択肢が要りますが、費用で選ぶなら通信と一部eラーニングのほうが下の帯にあります。働きながらの進め方は働きながら受けられる講座にまとめました。

英語の講座は、上限に届く側に集まっている

同じ一覧の中でも、分野によって費用の帯が違います。講座名に英語・英会話・TOEIC・TOEFL・IELTSのいずれかが入る講座を数えました。

一覧全体英語の講座
講座数2,28632
受講費用の中央値223,190円565,480円
50万円以上423件(18.5%)19件(59.4%)

全体では中央値に20%を掛けても44,638円で、上限10万円の半分に届きません。英語の講座は中央値の20%が113,096円で、上限を超えます。この分野では、上限で頭打ちになる側のほうが多数です。

いちばん高いのは大阪府のスクールの課程で1,414,200円(12か月・910時間)です。いちばん安いものは166,500円で、8倍以上の開きがあります。eラーニングで提供されているものが8件あり、そのうち最も高いのは6か月で1,190,200円でした。

戻る額で選ぶと、この分野はほとんどが同じ10万円になり、差が出るのは自己負担のほうです。

都道府県で150倍の差がある

講座がどこにあるかも数えました。47都道府県の合計は2,286です。

講座数
東京都307
大阪府150
北海道124
愛知県95
静岡県88

下のほうはこうなります。

講座数
長崎県14
大分県7
石川県5
和歌山県4
山梨県2

東京都と山梨県で150倍を超え、通学の講座が8割を占めるので、この差はそのまま選べる幅の差になります。専門実践の側の県ごとの数は指定講座一覧を県ごとに数えたにあります。

高いほうの端を見ておく

いちばん高かったのは大阪府の専門学校の課程で、合計2,070,000円でした。入学金250,000円と受講料1,820,000円の内訳で、12か月・1,036時間の課程です。

この規模でも上限で止まって10万円で、費用に対する割合は4.8%まで下がります。

費用が上がるほど、率としての効き目は落ちます。専門実践の対象になっている課程なら率も上限も違うので、先に教育訓練給付金の対象講座の区分を見ることになります。

上限そのものが違う区分もある

ここまでの上限10万円は、一般教育訓練の話です。区分が変わると上限も変わります。

このサイトが載せているキャリアコンサルタント養成講習(一般社団法人 地域連携プラットフォーム)を挙げます。検索システムの区分は「専門」で、専門実践教育訓練にあたります。受講料は297,000円(税込)と公式サイトにテキストで明示されています。専門実践は50%からで、上限も1桁大きくなります。区分をまたいで費用だけを比べると、上限の位置がずれたまま並べることになります。区分ごとの率と上限は教育訓練給付金はいくらもらえるかにあります。

期間あたりで見ると別の順になる

合計額で並べると期間の長い課程が上に来るので、一覧の総訓練時間で割って、時間あたりの額を出しました。

総訓練時間講座数時間あたりの中央値
100時間未満1,26112,523円
100時間以上3451,692円

7倍以上の開きがあります。上で挙げた最高額の課程は1,036時間なので、時間あたりでは2,000円を切り、安いほうに入ります。

短い講座は資格試験の直前対策のように、内容の密度で値段が付いているものが多くなります。専門実践の側で同じ見方をしたのが専門実践教育訓練の費用はいくらのものが多いかです。

集計の範囲と、現在の一覧との違い

厚生労働省が公表している一般教育訓練の新規・再指定講座一覧(令和8年4月1日付け)をpdftotext -layout にかけ、入学料・受講料・経費合計の3列がそろっている行を集めました。経費合計が入学料と受講料の和になっていることは、釧路自動車学校のけん引の行(44,000+105,600=149,600)で確かめています。

金額が取れた行は2,286で、受講形態の4区分の合計とも、都道府県の合計とも一致します。英語の講座は講座名に語が入る行だけを数え、施設名だけに語が入るものは数えていません。

この4月分のPDFは同じURLで10月分に差し替えられています。10月分の新規指定一覧には次の記載があります。4月分2,286講座の集計と、対象範囲が違います。

【講座数:303講座】

このページの集計を、10月以降の全指定講座や今の費用の割合として読み替えないでください。

この記事で確かめたこと

原文から引用した文
4件
出典
3件(法令 2)
更新

引用が出典の原文と一致するかを、公開後も機械で照合しています。確かめ方は運営者情報にあります。

紹介した講座の受講料

講座運営会社給付の対象受講料
WinスクールWinスクール一般教育訓練記載なし(理由は下)
キャリアコンサルタント養成講習(一般社団法人 地域連携プラットフォーム)一般社団法人 地域連携プラットフォーム専門実践教育訓練297,000円(税込) / 別途: 入学金は0円で、テキスト代も受講料に含まれると公式サイトに書かれています。受験料(学科8,900円・実技29,900円)と、登録免許税9,000円・登録手数料8,000円は、この受講料とは別に必要です
Winスクール
厚生労働省の「一般教育訓練の新規・再指定講座一覧(令和8年4月1日付け・2,286講座)」を検索したところ、施設名「Winスクール」で2件が当たりました。京都府のWEBプログラマ(指定講座番号 2620028-2310012-0・再指定)とWEBプログラミングプロ(2620028-2310022-2・再指定)です。この一覧はその年の新規・再指定分なので、指定講座の全部ではありません。他の講座の指定は厚生労働省の教育訓練講座検索システムで講座名から引くことになります。事業者は公式サイトで専門実践教育訓練にも触れています。2026-09-20 に厚生労働省の「専門実践教育訓練 新規指定講座一覧(令和8年10月1日付け)」(https://www.mhlw.go.jp/content/11804000/001533730.pdf)を開いて施設名で引いたところ、Winスクールは載っていませんでした。ただしこれは**その回の新規指定分の一覧**なので、専門実践の指定が無いことの証明にはなりません。指定の全部は厚生労働省の教育訓練講座検索システムにありますが、同システムは営利目的の編集加工・転載を禁じているため、ここでは一覧を写していません。だからこのページでは一般教育訓練の指定として扱い、専門実践に当たるかは講座名で検索システムを引いて確かめることになります(2026-09-20 確認) 厚生労働省の一般教育訓練の新規・再指定講座一覧(令和8年4月1日付け)に載っている2講座は、京都府のWEBプログラマ(入学料19,800円+受講料424,600円=経費合計444,400円・通学・8か月)とWEBプログラミングプロ(19,800円+519,200円=539,000円・通学・10か月)です。この2つは一覧に載っている講座の金額であって、他の講座の受講料ではありません。講座ごとに違うので、金額は無料カウンセリングで確かめることになります
キャリアコンサルタント養成講習(一般社団法人 地域連携プラットフォーム)
公式サイトに「受講料は297,000円(税込)。入学金は0円で、テキスト代も受講料に含まれています。」と明示されています(2026年9月18日確認)。同じページには指定番号【1110055-2010011-0】の記載があります。厚生労働省の検索システムで、実施方法を通学3種と通信2種のすべてに指定し、施設名「地域連携プラットフォーム」で検索した結果は1件で、区分の表示は「専門」でした(2026年9月18日確認)。この記事の広告リンクは、Webから講座説明会・質問受付会や養成講習を申し込む案内です。

受講料は各講座の公式サイトで、税込価格が文章で明示されているものだけを掲載しています。 「給付の対象」は講座の指定であって、受給できるかどうかは本人の側の要件でも決まります。 指定講座でも、雇用保険の加入期間などを満たさなければ支給されません。

出典

申し込みページへ

Winスクール(Winスクール)|広告